プレスカブ50(FI) リアタイヤ&チェーン交換
こん◯◯は、ずです。
表題の通り、本日はリア周りの整備をしました。
まずはリアタイヤ交換。どんどんパーツを外して、まずはホイールを摘出します。
アジャストナットを抜いて、ブレーキロッドとアームを分離。ナットとリンク、スプリングが外れるので無くさないようにします。
次はブレーキの位置決め(供回り防止)を担うトルクロッドを分離します。
ここは割りピンを外してナットを緩めると、ナット→ワッシャー→ゴムスペーサーが順に外れて来ます。順番を忘れないように写真をぱちり。
アクスルを止めているナットを外し、ボルトを抜きます。大径ブレーキのプレスカブはボルト側は17mm、ナットは23mmというサイズ。
ボルトにはメガネレンチを掛けて回り止めに、ナットは車用の十字レンチで難なくクリア。
その後ろにある30mmのナットはスプロケットを保持している物なので、タイヤ交換だけなら緩める必要無いです。
車体を左に傾けて、隙間からホイールを摘出。ブレーキ側にカラーがあるのでボルトを抜くと落ちて来ます。無くさないように。
こんな感じでスプロケットとハブが残ります。
チェーンで手を汚さずにタイヤ交換が出来る、カブの素敵な所①。
ブレーキシューは使用限界2mmらしいけど、残量は充分。再利用決定。ブレーキクリーナーでダストを洗い流します。
ホイール側ベアリングの状態は悪くないので、ブレーキドラムの洗浄のみで終了。
ホイールへの駆動力はこのゴム製ダンパーがハブと嵌合する事で伝達されます。劣化すると加減速時のショックが大きくなるらしいけど、そこはチェーンの緩み調整で大分誤魔化せる筈。今回は再利用です。
車軸外周にパッキンがあるので、ふとした拍子に外れて無くさないように注意。
さて、検品が終わったのでタイヤ交換!
空気を抜いて片側のビードを外す。チャリ用のタイヤレバー数本と、バイク用の大きいレバー一本で楽勝。
バルブのナットを外してチューブを抜きます。パンク修理の跡が一箇所あったけど、一応予備として保管しとこう。
もう片方のビードを外してタイヤを分離。
リムテープ、破れとるやんけ…はい廃棄ー!
ワイヤーブラシでリムのサビ取りをして、新しいリムテープを取り付けます。これを忘れて組んじゃうと、空気を入れた瞬間にスポークがチューブに刺さってパンクします。これは自転車と一緒。
あとは逆手順で新品タイヤとチューブを嵌めて組み上げ。
タイヤは前回のTipsを踏襲したけど、この手法の肝はチューブの空気を抜ききることと、タイヤ裏側にチューブをしっかり添わせることと理解したので、今回は紐で括らずにトライ。何の問題もなく出来た。
ついでにチェーンも交換。チェーンカバーはネジ四箇所で止めてあるだけなのですぐ外れます。カバーのお陰でチェーンが汚れ難く、オイル跳ね車体や服も汚れない。カブの素敵な所②。
今回はKMCのノンシールチェーンを使用。プレスカブ は420-100リンクになります。
この辺は考え方の違いによるんだけど、個人的には消耗品は高いものを使うより、安いものをまめに取り替える派。チェーンなんて1,000円ので充分っす。
すっきり交換し終わって軽く試運転。スロットルに対する駆動力の伝達ロスが無くなって、狙ったタイミングで車体がぐんと前に出て行きます。こりゃ気持ちいい!
ただし、ドライブスプロケット周りを分解したせいか、ギアセンサーの接点の調子が悪くなってしまいました。ニュートラルと3速表示灯が気分で点いたり点かなかったりするようになりました…後日なんとかする、多分。