Garage Quadsquare

小さなガレージから綴る、クルマとバイクにまつわるあれこれ

プレスカブ50(FI) 非線形スロットルぽいものを作ってみる(妄想編)

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例に漏れず5月病をこじらせて、お酒飲んでPUBG Mobileやる位しか張りのない毎日ですどうもこん○○は。ずです。

 

今回はカブのスロットルをあれこれしてみよう、というお話。

 

 

掻い摘んで概要を記してしまえば、スロットルコーンを工夫して非線形スロットルを再現してみようかな、というものです。

 

まず、線形/非線形スロットルとは何か?

スロットルバルブとは、エンジン内部に送る空気量(吸気量)をバタフライバルブで制限するためのデバイス。吸気量が変われば当然エンジンが生み出すトルクも代わるので、これで加速を制御しているってわけです。

 

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んで、アクセルを踏んだ(グリップを捻った)量に対するバルブ開度がリニアに変化するものが線形スロットル、バルブ開度に二次曲線的な変化を持たせるためのカムやリンクが付いたものが非線形スロットルとなります。大体そんな感じ。

 

なぜ二時曲線的な変化が喜ばれるのか。それはバルブの開度を二次曲線化することで、流路の断面積(=吸気量=トルク)の増加割合がリニアになってくるからです。

流路の断面積を想像してみる。バルブ開度0~10°あたりまでは、断面積の変化(=吸気量増加)の割合がかなり大きい。対して全開付近、80~90°の断面積はどうでしょう?殆ど変化がないハズ。この不均一性を解消するのが非線形スロットルのお仕事なわけです。

アクセルの踏み始めにドカンとトルクが出るくせに、全開付近ではアクセルを開けてもなかなかトルク増加を感じないのは線形スロットルの特徴なんですな。

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主に大排気量のクルマや乗りやすさを重視する乗用車に多く採用されるけど、NA8ロードスターのシリーズ1なんかにも地味に使われてたりする。うちの子もそうです(画像)。

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線形スロットルのメリットとしては

・構成部品が少なくシンプル・安価

・(上記に絡み)操作フィーリングが良い

・踏み始めのレスポンスが良い

 

非線形スロットルのメリットとしては

・全域でのリニアなトルクコントロール

・特に踏み始めのコントロール性が良い

・(運転によるけど)燃費向上

てなところでしょうか。

 

バイクはどうなんだろ。そもそもバルブを上下するタイプのキャブなら関係ないよね。というか、今は電子スロットルが主流だからプログラムで如何様にもなるんだろうけど。

元々クルマいぢりで得た雑学を飼ってるバイクにフィードバックしてみよう、というスタンスで遊んでるんので、バイク業界の技術ってのはよく分からんのです。

 

 

素人理論はこのくらいにして自分のFIカブ。シンプル安価が身の上なので、線形スロットルが付いてます。

こいつは路上復帰してすぐ、加速のアレ具合に閉口。交通の流れに乗るためには全開付近を多用するんだけど、そうするとどうもアクセルを捻る量が多い気がする。そんなことがあり、自作ハイスロを仕込んでました。

作り方は簡単で、スロットルコーンにある、ワイヤーガイドとなる溝を全て埋めるだけ。巻き取り部分の直径をアップさせることで、同じ操作角度でもより多くバルブが開くようにしていました。

この考え方は「フラットフェイス」とか謡ってアフターパーツでも使われてる例があるのね。

 

 

そしてハイスロを入れた結果。

グリップ操作量に対してトルク変動が大きすぎ、すげー乗りにくくなりました・・・FI特有の「ドンつき」との相乗効果で、特に渋滞時の微妙な速度調整が苦痛。気を使ってそろ~っと操作しないとすぐがくんがくんする。

 

PGM-FIのECUリセットや、スロットルワイヤーの遊びなんかも調整したけどこの特性は変わらない。

困ってしまったので普通のスロットルに戻そうかとも思ったんだけど、溝を埋める量を工夫すれば、先の非線形スロットルのような特性が出せるんじゃないかな?と思ったんです。

つまり、平常時の大人しさと全開時のヒャッハー具合を同居させられるんじゃないか、と。

 

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概念的にはこんな図になります。簡単に言えばコーン形状が偏心カムになっているイメージだけど、そんなブロードに変化する加工はできないので途中に段をつける。途中からコーンの直径が変わるので、開き始めは純正スロットルのような繊細なコントロール、そして全開に近い時はハイスロ風味な特性に切り替えることが可能・・・

やべぇなんかVTECでかっこいい。さすが世界のHONDAだな!

 

 

 

校正するのも面倒な文量になってきたので、実践編はまた後日。