オイルシール交換、だけじゃ終わらない(泣)
Q: 車高の低さは何の低さ?
A: ×知能の低さ
○圧迫感の低さ
シャコタン万歳、ずです。
いやね、代車のワゴン尺をガレージに入れたら圧迫感がすごいのなんの。全高があるので壁が迫ってくるような感じでした。
そんなわけで、本日はロードスターのオイルシールを交換してきましたよ
1) ミッションリアオイルシールって何?
今回交換したシールはパーツ名「オイル シール」(直球)、品番でいうとM507-17-335Aという物。
MTケースの最後部に位置し、プロペラシャフトとの接合部を密閉するためのシールです。
こいつが痛んでくると、ギアオイルがミッションからだらだらと流れてくる。シール劣化はからのオイル漏れは、人間でいう裂創からの出血なわけで、当然交換が必要です。
少なくともそのオイルシール周辺が不具合部位なのは、先日ジャッキアップして確認済み。
2) 主治医との打ち合わせ
今回は主治医に作業を依頼したので、朝イチでショップに預けてきました。
預入時の打ち合わせで、考えられる原因として挙げられたのは下記。
1. 純粋なシール劣化によるオイル漏れ
2. 過去の交換時にケース側、シール挿入部に傷が入り、そこからのオイル漏れ
3. 実はオイルーシールの不具合じゃなくて、ミッション上室からのオイル漏れ
(=シフトレバーダストブーツの破損)
1.については前回のシール交換から5年程しか経過していないので、可能性としては濃くないとのこと
(とはいえ、最近のマツダの補修パーツはコストダウンや金型の関係で品質的にはアレなんだけど…)
2.は主治医以外に交換してもらったこともあるので、その際に傷が入っている点は否定できません。
3.だったら一気にイージーモード。
まあ見てみないと何とも言えない部分なので、実物を見てから連絡をもらうことに。
代車のワゴン尺で一旦帰宅しました。
3) オイル漏れの原因は…?
数時間後、主治医より電話をもらいました。
結論としては、やはり疑っていたオイルシールの劣化が原因とのこと。
ただ、その劣化に至った原因は、予想とは少し違うものでした。
シール自身の経年劣化ではなく、シール性を損なう物理的原因が存在してた。
それはオイルシールと接触している駆動部品、プロペラシャフトでした(白目)
4) プロペラシャフトの(疑わしい)不具合について
今回の真犯人はプロペラシャフト、そのユニバーサルジョイントでした。
NAロードスターのプロペラシャフトには、ミッション側とデフ側の2箇所にユニバーサルジョイントがあります。このジョイントがあるおかげで、入力側と出力側の位置ズレを吸収して回転運動を伝達するわけ。
で、今回はミッション側のユニバーサルジョイント(画像赤丸)の動きがある方向にのみ渋くなっていたので、挿入されているスプライン部分が斜めに回転し、結果としてシールを抉るような力が加わっていたとのこと。
その証拠に、プロペラシャフトにはシールとの摩擦による段付きが発生しているみたい。
現物を見ていないから何とも言えないけど、経年劣化による錆やジョイントのガタが渋さの原因と考えられる。サーキットで遊んでた車だし、駆動系の負担は想像以上のものみたい。
4) 今後の対応
とりあえずシールのみを交換して帰ってきたとまとですが、プロペラシャフトの交換を前提とした要経過観察ということに。
長年の疲労が蓄積して穏やかに今の状態が作り出されたのであれば、たとえ今後オイル漏れがあってもそのペースは同じように穏やかなものと考えられるけど、突如発生したペラシャの不具合によってオイル漏れが発生していたとすると、今回打ち換えたシールも早々のうちに本来の仕事をこなさなくなる事が考えられる。
その場合、速やかにプロペラシャフトの交換が必要。交換するなら今後のことも考えて新品が良いけれど、ヨメ様の許可が下りるかどうか…
とりあえず走れる状態には戻ったので、ゆっくり様子を見ながら今後に備えます。
やっぱりガレージの真ん中を飾るのはこの子に限るね。
ミッションリアオイルシール交換 139,685km