GARAGE K2 INDEPENDENT

小さなガレージから綴る、クルマとバイクにまつわるあれこれ

パワーウインドウを直した話


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家でPCに触る文化がないから、なかなか定期更新が出来ないなぁ。ずです。 

予告していたパワーウインドウの修理が完了しましたよ。 
当初予定していたプランと少し変わったので、その辺の顛末を書き残しておきます。 

 

 

 

ウインドウが逝った 

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プロペラシャフトを交換した次の日、朝の通勤の時でした。 

助手席側のミラーの角度を直そうとパワーウインドウを操作した時、急に「バキッ」という音が。 
やばいと思ってスイッチから手を離したんだけど、そのままストンとウインドウが落ちていきました。 
「訓練されたロードスター乗り」ならお馴染み(?)のレギュレータのワイヤー切れのようです。 

窓は全開のまま沈黙。セキュリティもへったくれもないので総務に言って勤務棟前の駐車スペースに停めさせてもらいました。役員車のクラウンやレクサスが並ぶ中紅白色のチャラい車が一台・・・悪目立ちして恥ずかしい。 

そういえば総務には以前、幌を交換した後リアガラスに貼る社員ステッカーを貰いに行ったら事故報告書とセットで渡されたことがあったなぁ。ホロ車でボロ車だから保全整備っすわ、事故修理じゃないんっすわ、と熱っぽく説明して以来なんだか総務は僕のクルマに優しい気がします。 

幸いにも終日晴れだったので何事も無く帰宅。翌日からの通勤はカブに逆戻りです。 


修理プランを考える 

ここ数年、窓の開閉に15秒くらい掛かっていたので、やばいとは思いつつ先延ばしにしていた所なわけで。 
樹脂が固くなる冬に内装ばらしてクリップ壊したくないし、かといって夏はブチルがねばねばになるので、いつかは・・・とは思ってたんだけどね。 
ある意味良い機会だったので、この際両側ともヤッってしまうことにしました。 

最初考えたのは以下の3つのプラン。 
①レギュレータ、モータ共に純正新品交換 
 安心と信頼の純正品でまるっと新品交換しちゃうコース。とんがった部分もネタ要素もないけど、必要十分な内容です。 

 

②マルハモータースオリジナルのレギュレータ/モーターASSYに交換 
 それっぽい薀蓄で購買意欲をそそるマルハさんのASSY。 

マツダロードスター パワーウィンド・レギュレーター
 オリヂナルモーターで爆速ウインドウワロタ ってしたかったのでかなり心傾きました。 
 特にうちの子はウインドウスイッチのトグル化の際、オート機能を殺しているので地味に魅力だったり。 

 

③ヲトコのハンドパワーウインドウ 
 ネタに全振りするならこれもアリかと。ただフルバケ入れてると助手席まで手を伸ばしてハンドルくるくるするのがしんどいのと、運転席側の内張りにニーパッドを貼り付けているので、それがハンドルと干渉するためボツに。 

 

交換は自分でやれるけど、ショップに任せれるなら任せたいなぁ・・・なんてものぐさ心が顔を出したり。とりあえずヨメ様に相談。 
「部品代と工賃でペラシャと同じくらいになりそうなんだけど・・・」 
ヨメ様「え?工賃?」 
・・・無言の圧力によりDIY交換が決定しました。 

 

①か②でいまいちプランが決めきれないので、主治医に相談することにしました。 
自分の懐事情(というかヨメ様とのパワーバランス)をよく理解してくれる主治医なので、色々アドバイスをくれました。その結果、安くできるところは安く。使えるものは再利用という基本方針の下、 
既存のモータを再利用してレギュレータのみを新品に交換。ワイヤーの組み付け(巻きなおし)をした上で車体に取り付ける
という方法をとることにしました。 

 

車体からの付け外しはDIYで行って、部品発注とワイヤー組み付けをショップでお願いする、あわせ技的な感じ。 
クルマはガレージ保管なのでバラバラにして放っておいても雨に濡れる心配はないし、少しずつばらしていくことにしました。 


取り外し作業 

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今回ショップに持ち込むのは赤枠で囲ったモーターとレギュレータ。ここにアクセスするにはまずドア内装をばらして、ウインドウとレギュレータの締結を外してウインドウを上に引き抜いてからの作業になります。 
青枠で囲ったガイドレールは交換しないんだけど、清掃とグリスアップのため一緒に外しておきます。 

 

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実はドア内装を引っぺがすのは初めてだったりする。 
変なところに力を掛けてクリップ引きちぎったり内装の受け穴を破損させると仕事が増えるので、ネットで充分予習してから。内装剥がしツールがあるとよりよきです。 
内装が外れたら次はスクリーン(防水用のビニール)を剥がしていきます。 
ここはショップのアドバイス通り、スクリーンを引っ張りながら合わせ目のブチルをカッターで裂いていきます。この時手を濡らしておくとくっつかなくて吉。 

 


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ストッパーとガラスを取り外すことが出来れば、レギュレータとガイドレールはナットとワイヤー固定用のクリップをいくつか外せばOK。

クリップは新品レギュレータに付いてるので、引きちぎっても割ってもOKじゃないかな。 


車体からの取り出しはくねくねさせれば特に難もなく。ただしモータを摘出する際は三角窓から降りてくるランチャンネルの固定を外してずらす必要あり。 


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取り外したレギュレータはやっぱりワイヤーが切れてた。グリスも劣化してほぼ石化。ガイドレールにこびりついた鼻くそみたいなのはガイドローラーの屍でした。 


12V入れてみるとモーターはちゃんと動くので、レールやワイヤーの擦動抵抗が高すぎてワイヤーが切れちゃったんだろうね。 
レールの古いグリスを落として、モータの外観はワイヤーブラシで軽く掃除してからショップに持って行きました。 


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各部の位置関係をメモしておいて、外したボルト/ナットはタップとダイスでネジを整えた後、部位ごとに袋に入れておきます。 


取り付け作業 


といっても取り外しの工程を逆再生してくだけなんだけど。 


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パーツの入手と組み上がりを待っている間は、ドアの内部やランチャンネルを清掃したり、ガイドレールを掃除したついでにローラーと接触する部分を磨いたり(画像左が磨き後)。 
ウインドウの露出しない部分は結構汚れが溜まってるので、この機会に全面ぴかぴかに。 


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ガラスガイドローラーは純正品にしました。 
最近単品供給が始まった(マツダさんありがとう!)んだけど、変形しやすく耐油性も怪しい素材なので、いろんなショップが出しているデルリンやジュラコン製のガイドローラーの方が持ちやすべりはいいかも。 
ただ純正品でも10数年は使えるわけで、それだけ使えりゃ充分でしょと。なんといっても¥500/個だからね(ココ大事)! 

仮組みしたらウインドウを上下させてみて、一番抵抗無く動くところでナットを本締めします。 
後はスクリーンを張って、内装戻して完成。 

 

以前は「うっ、うえっ、んーーーーーうぇっ」ってえづくような音で動いてたウインドウが、ちゃんとするする上下するようになりました。 


まとめ 

2/12(火):ウインドウが落ちる 
2/14(木):リペア方針決定、パーツ発注、助手席側レギュレータ摘出 
2/15(金):運転席側レギュレータ摘出 
2/18(日):ショップにパーツ預け 
2/19(月):終業後にパーツ受け取り。同日中に仮組み 
2/20(火):位置調整後修理完了 

 

足掛け1週間ののんびり修理でした。ガレージがあるからこそできるプレイだわこれ。 
実際この1週間の中で雨も降ったし、青空駐車だったらブルーシートと養生テープでクルマごと簀巻きにして、それでも浸水するかもしれない恐怖に怯えながら電気もつけずベッドの隅で三角座りして震えて眠ることしかできないもんね。 
ガレージのおかげで気兼ねなく毎晩へべれけになりながらACE COMBATやってました。優雅。 

 

・・・今回のトラブルで「訓練されたロードスター乗り」の称号獲得に向けて一歩前進しました。 
後はクランクアングルセンサーの突然死とクラッチマスターの突然死とECUの突然死を経験すればゴールドセイントになれるよ、って主治医が言ってましたがそこまではいいです(切実)

 

走行距離:142,100km